朝、爽やかに目が覚め、よく寝たな、と思った次の瞬間。9時3分…!遅刻だ!!
そんな経験、ありませんか?
目覚まし時計がどんなに爆音でも、いくつかけても、起きられない…。お寝坊なあなた。
その悩みは解消できるかもしれません。
睡眠の仕組み、起きられない理由を理解し、自分に合う目覚まし時計を選んでみてはどうでしょう。
起きられない理由を考える
大前提として、あなたは起きられないのではなく、目覚めにくい環境(状態)で寝ているということを理解しておきましょう。
それを踏まえ、お悩みを分類してみます。
- 生活リズムが不順。眠りたいタイミングで眠れず、起きたいタイミングで起きられない。
- 一度は起きるが、二度寝してしまう。
- 爆音でも起きない。体質(?)
悩みが何であれ、睡眠環境をきちんと整えることによって起きられるようになることは間違いありません。
睡眠の仕組み
人が寝るのは、基本的に疲れた時と夜
疲れた時というのは、脳や体が休憩を強く求めている状態で、回復を目的に寝ます。
そのような状態であれば自然と眠くなりますし、回復されると自然と起きます。
この場合、生存のために必要だと体が判断した睡眠なので、無理に起きようと悩む必要はないでしょう。
むしろ起きるまで寝ているべきです。
一方、夜というのは、人間の生物的な性質上、周りが暗くなる(つまり夜になる)と寝ます。
体に備わっているシステムの一つですが、体内時計との不一致により、寝る時間なのに眠れないジレンマを抱えることもあります。
それには脳から分泌されるメラトニンというホルモン物質が大きく関係していて、メラトニンの分泌量や分泌されるタイミングから、睡眠しやすいかどうか、睡眠の質が変わるわけです。
体内時計の時間もメラトニンによって決まっていきます。
また、寝ているときの脳は、レム睡眠とノンレム睡眠という二つの状態を繰り返しています。
脳の状態がどちらであるかによって、目覚めやすさは格段に異なります。
メラトニンとは
メラトニンとは、いわゆる体内時計を動かしているホルモン物質のことです。
夜のうちに分泌されるメラトニンですが、朝起きてからはリセットされ、14〜16時間後でまた分泌され始めます。
メラトニンが分泌されると、体の深部体温が下がり、睡眠に適した状態といえます。
メラトニンは光の影響を大きく受けて働くため、夜に強い光を浴びていると、その分泌が抑えられ、体内時計が狂ってしまうので注意しなければいけません。
レム睡眠とノンレム睡眠とは
ご存知の通り、人が眠っている時、レム睡眠、ノンレム睡眠という二つの状態が繰り返されています。
眠っていながら脳が活発に動いている状態(夢を見たりしている時)をレム睡眠といいます。
体は眠っていますが、脳は働いているため、浅い眠りです。
そして脳も体もしっかり眠っている状態をノンレム睡眠といいます。
これは深い眠りです。
当然、レム睡眠である浅い眠りのタイミングで起きると目覚めやすいと言えます。
一般的には、90分程度でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していると言われています。※個人差はあります。
睡眠の仕組みを知っているだけで、睡眠の環境を意識して整えることができるので、きちんと理解しておきましょう。
あなたが作っている悪い環境
では、朝起きられなくなるような悪い環境とはどんなものでしょうか。
- 常に明るい場所にいる(昼夜のメリハリがない)
- 寝る前に血糖値を上げる
- 生活リズムの乱れ
- 朝、カーテンを閉めきり、光を遮る
- 寝酒する
- 過度なストレスを持っている
- 体を冷やす
などなど。
睡眠の環境が悪いと、睡眠の質が落ちます。結果的にそれが、朝起きられない(起きにくい)理由となっていきます。
特に『光』は睡眠に大きな影響を及ぼします。
前述した通り、人間は日が出ているうちに行動し、日が沈んだ夜に寝るよう、メラトニンが作用しています。
その体内時計を狂わすと、脳から分泌されるホルモンを正常に(周期的に)働かせることができなくなり、眠れなくなったり、起きれなくなります。
ホルモンはストレスなどの精神的な要因、血糖値が上がるなど物理的な要因で分泌されるタイミングや量が変化するため、正常運転させるよう行動した方がいいと言えます。
起きやすい状態を作る
起きやすい環境を整えてあげたり、体を起きなければいけない状態にしてあげることで、起きたいタイミングでの目覚めが良くなります。
1、電気をつけたままで眠らない。
2、カーテンを少し開けておく。朝の光を取り入れ、起きる時間だと体に教えてあげる。
1、2はセットです。
朝と夜(活動する時間とそうでない時間)のメリハリをつけなければ、体内時計はうまく機能しません。
昼夜逆転した生活をしている方でも、少なくとも生活のリズム(大体の起きる時間と寝る時間)は一定に保ち、光の影響を考慮しましょう。体内時計が狂わないように注意が必要です。
3. 目覚めをノンレム睡眠の時間にセット
0時に寝るとして、8時に起きなければならない場合、その30分前が比較的起きやすい時間となります。(ノンレム睡眠のタイミングで爆音を!)
4. 寝る前の食事は控えめにする
血糖値が下がりエネルギーが必要になると、お腹が減って、体が起きようとします。
エネルギーを補給しようとするからです。
5. 夜ふかししない
夜ふかしする理由はまちまちでしょう。
何はともあれ、生活習慣を規則的にすること、昼夜のメリハリをつけるのとが、睡眠から目覚めやすくする最良の方法だと言えます。不必要な夜ふかしは控えましょう。
お悩み別、あなたを起こす目覚まし時計!
生活リズムが不順の人
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目覚めても二度寝してしまう人
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爆音でも絶対に起きない人
光目覚まし時計
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強い振動+爆音が特徴の目覚まし時計!枕の下に置いておけば、起きれること間違いなしです。
暖房をセットする
人間は暑いと感じると起きます。起きたい時間より30分前に暖房をセットしておけば、目が覚めて布団から出たくなるかも!
音で起きないのであれば、音以外の五感で起こしてもらいましょう。
それでも起きない場合は、目覚まし時計を使い始めるよりも、睡眠計をまず使い始めることをオススメします。
一週間使えば、自分の睡眠傾向がどうなっているのか教えてくれるので、目覚まし時計の選び方も変わってくるのではないでしょうか。
まとめ
人間は朝に起きて夜に寝るサイクル(性質)を持っています。それは病気でない限り、誰にも当てはまります。
まずは規則正しい生活を心がけ、朝に光を浴び、夜に多くの光を受けないようにしましょう。
目覚まし時計にもたくさん種類があるので、朝が苦手な理由(起きられない理由)を理解し、自分にあった目覚まし時計を選んでくださいね。
活動量計を使うと睡眠データが見られるので面白いです。
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