空き巣の被害はベランダから?やっておくべき防犯対策

ベランダからの空き巣を防ぐ防犯対策 一人暮らしの防犯
42031962 - close-up of a burglar breaking in, right side of frame

生活をする中で気をつけたい防犯対策。

この記事では空き巣被害を防ぐためにできることをまとめます。

もし玄関の鍵の閉め忘れなどの理由であれば、残念ですが空き巣に入られて当然です。

ただ、しっかり施錠していても空き巣の被害を受けてしまう危険性があるのがベランダです。

空き巣被害の半数を占めるというベランダからの空き巣対策を書きます 。

スポンサーリンク

空き巣の現実

警察庁の統計によると、刑法犯の認知件数は、平成14年をピークに減少に転じているが、依然として100万件程度の水準で推移しています。

この内、住宅を対象とした侵入窃盗は約4万件もの発生がありました。

あくまで認知件数だけですが、1日に100件を超える侵入窃盗事件が発生しています。

自身の安全と財産を守るためにも、他人事ではなく、自分自身にとっても身近な犯罪であると十分に意識をしておくべきです。

また、上記侵入窃盗件数の中で、最も手口として多いのが不在時を狙った空き巣ですが、マンションの空き巣被害では、実に半数近くがベランダからであると言われています。

マンションの場合は低層階ほど空き巣に入られると思われがちですが、屋上からの侵入も多く報告されています。

高層マンションの上層階での被害も生じていることから、住宅形態や階数に関わらずに空き巣の対象となることは肝に銘じておいたほうがいいでしょう。

ベランダはあくまでも外部であると理解しておく

日本は木造建築の文化であり、現代でこそ鉄筋コンクリートや鉄骨造の建築物が一般的ですが、古来より木造建築ならではの悩みと戦い続けて来ました。

それは火災です。

ご存知のように、木造建築の場合は一旦火災が発生すると次々と燃え広がり、江戸時代は街ごと焼き尽くすような大火が幾度となく発生しています。

その経験から、日本の住宅の建設においては、特に火災対策が重視されており、その代表と言えるのが、日本の住宅には必ず設置されているベランダです。

いざ火災が発生した場合、住民は、玄関からの避難たけではなく、ベランダからも避難が出来るように、所謂二方向避難が原則的に建築関連法令で義務付けされています。

また、消防隊もベランダから火災箇所にたどり着き消化活動を行う想定をしているため、一定以上の開口が規定されていたりします。

こういった経緯から、ベランダには、蹴破ると隣の住戸と簡単に行き来が出来る隔て壁が採用されていたり、下階に避難の出来る避難ハッチが設けられていたり、消防隊が外部から容易に進入が出来る構造になっている訳です。

このため、ベランダが防犯上の役割を果たす事は皆無であり、むしろ外部からの進入を可能とする構造となっているという事を念頭に置いて防犯対策を考えなければならなりません。

有効な防犯対策を考える

前章で述べた通り、ベランダ自体は防犯対策上、全く役立たずな存在であり、空き巣は寧ろ容易な侵入ルートと考えていると思っておいた方が良いです。

数年前は、ピッキングによる玄関鍵のこじ開けからの空き巣が話題となっていました。

しかし、鍵性能の向上により、ピッキングが不可に近い仕様であったり、バールによるこじ開けや、電動ドリルによる穴開け開錠を防ぐ玄関扉の採用も増えており、玄関側からの侵入が極めて難しくなっています。

そのため、ますますベランダ側からの侵入を助長する原因となっています。

また、ベランダの手すり壁は目隠しの役割も果たすため、空き巣にとっては格好の足場となります。

では、どのような防犯対策が有効なのでしょうか?

答えは単純ですが、ベランダから住戸に入らせないように対策をする事です。

ここからは、その有効な防犯対策をいくつか紹介します。

具体的な防犯対策

防犯フィルムを窓ガラスに貼る

最もオーソドックスな対策として、窓ガラスに防犯フィルムを貼る事が有効と考えられています

空き巣はドライバー等で窓ガラスの中央部、クレセントの周囲のガラスを割り、そこから鍵を開けて室内に侵入するのが最も多い手口です。

それを防ぐ為に窓ガラスを割れにくくするフィルムを窓ガラスに貼る事で対策をします。

一般的に空き巣は、侵入に5〜10分以上の時間を要すると侵入を断念すると言われています。

この対策自体も、窓ガラスを割れなくするのではなく、あくまで侵入の時間稼ぎをするのが目的である事に留意が必要です。

防犯フィルムの購入は、一般のホームセンターや、通販サイトで買う事が出来ますが、極力厚みがあるものがオススメです。

単純な値段だけで見比べるよりは、性能も含めて選ぶ事が大切です。

また、施工の際は、鍵の周囲のみにフィルムを貼るのではなく、きっちりと全面に貼る事が重要です。

サブロック(補助鍵)を取り付ける

通常の窓サッシの場合、おおよそ真ん中くらいに鍵のクレセントが付いているのが一般的です。

そのクレセントとは別の鍵を追加で付ける事で侵入を防ぐものがサブロックです。

上にも書いた通り、空き巣は侵入時間がかかる事を非常に嫌がるので、外から見て鍵が複数ある事で侵入を断念させる効果があります。

また、最上部につけた場合は、背伸びをして鍵を開ける必要が出るので、当然ながら、外から見られるリスクが高まり、大きな抑止力となります。

ただし、外出時には、サブロックの施錠も確認する必要があり、面倒臭いのがデメリット。

ペットを飼育する

意外と盲点ですが、効果があるのがペットです。

別に番犬となるような大型犬の必要はなく、小型犬でも十分。

よく、うちの犬は吠えないから番犬にはならないと言う人がいますが、空き巣が外部から室内を見ただけでは、その犬が吠えるかどうか分かりません。

得体のしれないペットがいるだけで、非常に大きなフラストレーションを感じるため、見ただけで断念する空き巣も多いのではないでしょうか。

在宅を装う

住人が在宅しているのに侵入し窃盗をあえてする泥棒は、変わり者でない限りはほとんど存在しません。

何日間も下見を繰り返し、不在の時間帯を確実に狙い撃ちするのが昨今の常套手段です。

1人暮らしの場合は、特に生活パターンが決まりやすいので、空き巣からは格好の餌食になります。

それを防ぐために、在宅を装う方法も有効。

例えば居室の電気を付けておいたり、テレビやラジオ、音楽を流しているだけで効果があるはずです。

当然ながら、上記の様々な手段を色々と組み合わせ、より効果のある防犯対策を心掛けたいです。

最新の防犯対策をご紹介

先ほど挙げた防犯対策は、ちょっとした工夫で空き巣被害を防げる有用な手段ですが、新築マンション等に採用されるよりスペックの高く新しい防犯対策も紹介します。

防犯センサー

ベランダのサッシとサッシ枠にそれぞれマグネットセンサーが設けられており、セキュリティ状態でサッシが開けられると、マグネットセンサーがそれを感知し、警報を発するもの。

更にマグネットセンサーはセキュリティインターホン等とも連動しており、警報が発報すると、管理員室の警報も同時には発報する仕組みです。

セキュリティ会社にも自動通報されるので、最寄りの警備員が直ぐに駆け付ける事になります。

警報がなった時点で空き巣は退散せざるを得ません。

人感センサー

上記の防犯センサーと仕組みは近いですが、こちらは室内の不審者を感知するもの。

商業施設では一般的なシステムですが、住宅への採用も散見されるようになりました。

外出時にセキュリティモードを起動しておく必要があるが、ベランダ以外からの侵入者も感知が可能な点はサッシの開け閉めだけを感知する防犯センサーよりも優れています。

ただし、ペットを飼育している場合は、ペットに反応してしまうので適しません。

空き巣被害で損をしないために

いくら対策を万全にしたとしても、100パーセントの確率で空き巣を防ぐ事は難しいです。

ただ、万が一空き巣被害にあった場合でも、損をしないように、部屋には必要以上の貴重品を置かない事や、空き巣被害をカバー出来る保険に加入しておくことなども非常に重要です。

被害にあってからでは遅いので、事前対策も重要。

自身の財産を自分自身で守り抜くために、必要な対策を是非講じましょう。

タイトルとURLをコピーしました