3点式ユニットバスとバス・トイレ別の違い。メリットとデメリットは?

部屋選びの際にもっとも迷う条件の1つです。

「そりゃバス・トイレ別がいいに決まっている」という方もいるかもしれませんが、意外とユニットバスのメリットもあるんですよ。

実際、どちらにも住んだ経験がありますので、設備・料金的な違いと、それぞれのメリットとデメリットを書きます。

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目次

ユニットバスとは

言わずもがな、ユニットバスよりはバス・トイレ別の物件の方が人気です。では、なぜ物件のオーナー・大家さんはわざわざユニットバスを設置するのでしょうか。

また、ユニットバスといっても3点式や2点式があります。

ユニットバスがある理由

お風呂とトイレが一緒になっているもののことではありません。

ユニットバスとは、工場などで予め防水性の高い素材を用いて天井・浴槽・床・壁などを成型しておき、現場に搬入した後にそれらを組み立てる浴室のことである。引用:wikipedia

つまり、ユニット(組み合わせ)式のバスルームのことです。作成済みのユニットを現地で組み立てれば完成できますよーといって感じのものです。一体式のメリットは以下。

  • 組み立てから設置が簡単で早い
  • 建物の工事が無いぶん安価で設置できる
  • 水漏れしにくい
  • 断熱性が高い
  • リフォームの時もユニットを交換するだけetc

オーナー目線では、こういったメリットがあるのでユニットバスというもが存在します。

一般的なイメージは3点式ユニットのこと

風呂・トイレ・洗面台が一緒になっていて、狭くてイヤだなと言われるのは3点式ユニットバスのことです。

  • 1点:風呂
  • 2点:洗面台
  • 3点:トイレ

1つの空間に3点が収まっているので、施行にかかる費用が抑えられるのと、床面積が小さいことから、家賃も低く抑えられます。

バス・トイレ別は2点式のユニット

  • 1点:風呂
  • 2点:洗面台
  • トイレは独立

トイレだけが別になっているものですね。

よって、部屋選びの時は、単純にユニットバス(UB)だから良い悪いという判断はせずに、3点式のユニットなのか・2点式のユニットなのかも見たほうが良さそうです。現実的には3点式の割合が多いとは思いますが。

「独立洗面台」が全てセパレート

2点ユニットでは風呂と洗面台が同じになっていましたが、ここから洗面台を独立させたのが「独立洗面台」ですね。女性は化粧をするのに使えるので特に人気だと思います。

全て別のスペースで作られていますので、居住スペースは同じでも、部屋全体の床面積は広くなりますのでその分家賃も高くなる可能性が高いです。ただ、とても快適です。

バストイレ別・ユニットバスのメリット・デメリット

  • バストイレ別のメリットはユニットバスのデメリット
  • バストイレ別のデメリットはユニットバスのメリット

それぞれのメリットとデメリットが入れ替わっているような違いになっています。

空間・湯船の広さ

やはりバストイレ別の方がスペース的に広いので、物も置きやすく快適に使えます。浴室やトイレでゆっくり過ごしたい(読書など)人にはメリットです。

ユニットバスの湯船は正直狭いです。小柄な人でも足を伸ばして浸かることは出来ないと思います。逆に狭い分、使うお湯の量は少ないので、お湯がたまるのが早いですし、ガス・水道代は安くつきますね。

トイレのインテリア

バストイレ別だと、トイレが浴室と別になっていることでインテリアにもこだわることが可能になります。浴室と一緒だと湿気の関係で置けるものが限られてしまいますからね。

ユニットバスでも出来ないことはありませんが、バストイレ別に比べると飾り方に制限があるということになります。ユニットバスでもとてもオシャレにしている人もいますので、雑誌などを参考に見てみるといいかも。

洗い場の有無

湯船と別に体を洗うスペースがあることが大きいです。やはり体も洗いやすいですし、湯船にお湯をためた状態で体を洗えるのはバストイレ別のメリットです。

シャワーだけで済ますことが多い人であれば、ユニットでも問題ありません。湯船に浸かりたい場合は、湯船に使ったあとに、お湯を抜きながら体を洗うという使い方になります。

臭いなどの衛生面

バストイレ別だとトイレの臭いが浴室に来ないのがメリット。気になる人は気になりますよね。あと、心理的に浴槽の隣にトイレがあるのが無理な人もいると思います。

掃除

ユニットバスだと、お風呂もトイレも同時に洗えてしまいます。シャワーで一気に流してしまえますからね。

バストイレ別だと掃除は別々ですし、広いぶん時間と手間がかかります。あと、トイレを水洗いすることは出来ませんので、拭き掃除メインになると思います。

家賃

一般的にバストイレ別の方が高くなります。バストイレ部分の違いだけだと、1万円弱くらいの差額になるかと思います。しかし、バストイレ別の物件というのは、それ以外の条件もより良い内装になってる場合が多いです。

ですので、バストイレ別を条件に物件を探すと、キッチン周りや部屋の内装もオシャレな物件しか出てこなくなって、家賃として1万〜2万円くらい高い物件になってしますかもしれません。

ユニットバスのデメリットを無くす使い方もある

こんな使い方も出来るという例です。参考までに。

シャワーカーテンを使わない

ユニットバスは浴槽から外に水が出ないように、シャワーカーテンを使うのが一般的です。ホテルのユニットバスにもカーテンついてますよね。

このカーテンを取り払うことで、空間を広くすることができます。デメリットは、トイレの部分も濡れてしまうこと。床が濡れてトイレ使えなくなるかと思いきや、トイレ用にゴム製のスリッパなどを利用して使っているようです。

シャワーカーテンは使っているとカビが生えたりもしますので、使わなくてもいいならそれもありですね。

トイレを洗い場として使ってしまう

シャワーカーテンを使わないどころか、浴槽の外(トイレ部分)で体を洗う人もいます。

▼参考動画です

トイレに椅子をセットして洗い場として使ってしまっています。トイレを無視して普通のお風呂場として使う感じですね。たしかに、トイレが少しの間濡れた状態になるだけですので、可能と言えば可能です。

まとめ

もし、ユニットバスの部屋に住んだことが無い人はホテルの部屋をイメージすればいいかと思います。ホテル暮らしでも問題無いなって思う人であれば、ユニットバスの部屋でもそれほどストレスにならないと思います。

個人的にはユニットバスでもたまに湯船につかるくらいなら問題ありません。どうしてもくつろぎたくなったら、銭湯に行くという手段もできますしね。これが、バス・トイレ別にしてしまうと、使っても使わなくても家賃は払うことになります。

ユニットと言っても種類やデザインがありますので、意外とユニットバスへの嫌悪感が無いものが見つかるかもしれません。色々探してみましょう!

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