引越しに伴って洗濯機を買い換えました。
元々は普通の洗濯機(縦型の小さめ)を使っていたので、どのような洗濯機に買い換えるか迷いました。
- 洗濯機or洗濯乾燥機能
- 縦型orドラム式
周囲に勧められたのもあり、思い切って「ドラム式洗濯乾燥機」を購入しました。
結果としてとても満足しているのですが、これから購入する人にとってはそれほど安い買い物でもないので、本当にそんなにハイスペックなものが必要なのかどうか悩むと思います。
実際に一人暮らしで使ってみてわかるメリットなどをまとめますので参考にしていただければ幸いです。
洗濯機の種類・タイプの違い
洗濯機を選ぶうえで、現実的な選択肢は次の3種類になります。
- 縦型洗濯機(乾燥機能無し)
- 縦型洗濯機(乾燥機能付き)
- ドラム式洗濯乾燥機(もちろん乾燥機能付き)
6リットルとか10リットルとかサイズの違いもありますが、それはまた別なので最初はタイプの違いを確認。
実際に使ってみて感じる違いはまた後半で書きますので、まずは一般的な特徴の違いを見ていきます。
縦型とドラム式の特徴の違い
洗い方の違い
ざっくりした洗い方の違いは以下のようになります。
衣類同士をこすりつけるように洗うため、固形の汚れに強いとされます。
その反面、衣類が痛みやすいというデメリットもあります。
ドラムの回転で、上に持ち上げて落とすという洗い方になるので、衣類への負担が少ないです。
また、水の使用料が少ないので縦型と比べてランニングコスト(水道光熱費)が少ないとうメリットもあります。
サイズの違い
一般的に言われるのが、ドラム型洗濯機は大きくて重いということ。
そして、大きいがゆえに部屋によっては入らないということです。
中身の機構的に重いのは仕方がありませんね。引越し業者さんがしんどいだけです。
では、何が大きいかというと奥行きの長さです。
賃貸住宅では洗濯機は防水パンという台に設置するのが一般的です。
↑こういうやつです。
基本的に、洗濯機の足の部分がこの防水パンに収まるサイズであれば設置できます。
で、洗濯機の足のサイズ(縦と横)は縦型もドラム式もだいたい同じなんです。60cmくらいです。
ただ、ドラム式が大きいと言われるのは本体部分が60センチよりせり出す形状になっているからです。
この前方へのはみ出し部分が縦型よりドラム式が大きいとなります。加えて、ドラム式はドアが前に付いているのでドアを開くためのスペースが必要になります。
- 縦型:足が置ければ良い
- ドラム式:足が置けて、更に前方にスペースの余裕が必要
こうなります。
例えば、洗濯機を置くスペースが観音開き(押入れ)のようになっている場合があります。この場合は残念ながら「ドラム式は置けない」となります。洗濯機置場のドアが閉まらなくなります。
デザイン・形状の違いは好み
ドラム式の方が欧米風な部屋ににあうようなデザインのものが多いです。ただ、この辺は完全に好みの問題ですし、そこまで洗濯機選びで優先度が高いポイントではありませんね。
縦型とドラム式では洗濯物の出し入れの時の姿勢が違うという点もあります。
立ったまま中に手を伸ばすか、しゃがみ込むようにややヒザを曲げて取り出すか。これも、よほど腰やヒザが悪い人でなければどちらでも良いでしょう。。
値段・費用の違い
同じ乾燥機能付きの洗濯機でも、比較するとドラム式の方が本体価格が高いです。
これが、ドラム式を買うのにちゅうちょする部分だと思います。
しかし、ランニングコスト(水道代や電気代)を見るとドラム式の方が安いです。
洗濯機は5年〜10年使うことを考えると費用の差はなくなりますね。
具体的にどのくらいの価格差・ランニングコストの差があるかは商品によりけりですので、見比べてみてください。
一人暮らしでドラム式洗濯乾燥機を使った感想・メリット
「乾燥機能があるから干さなくていいから楽ちん!」というのは当たり前ですので、もうちょっと具体的に気づいた部分を書きます。
時間の融通が効くようになる
「干さなくていい」ということなので、干すために必要な時間が節約出来るのは当然ですが、それ以上に時間の融通が効くという恩恵があります。
普通の乾燥機能が無い洗濯は以下の流れです。
- 洗濯を始める
- 干す
- 乾いたら取り込む
で、「2.干す」の時間が節約できるのは当然わかりますよね。
更に大きいのが、「1.洗濯を始める」から洗濯が終わるまで待って「2.干す」までの時間、つまり洗濯中の時間を気にしなくても良くなります。
洗濯が終了した状態でそのまま放置すると、湿ったままの衣類が臭くなったり、シワになったりします。ですので、通常は洗濯が終わったらすぐに干さなければなりません。
ということは、洗濯が終わるまでの時間を他の何かをして待っていなければならないはずです。これが無くなるのが非常に大きいです。
外出前でも、寝る前でも洗濯の開始だけポチッとして、あとはいつ洗濯が終わろうが気にせず、好きなときに乾いた洗濯物を取り込めばいいだけ。とてつもなく楽です。
洗濯の労力が少ないので、コマメに洗濯出来る
乾燥機能が無い洗濯機だと、洗濯が終わるのを1時間くらい待って、10分くらいかけて干して・・という時間的にも労力的にも面倒くさいです。
これが乾燥機能が付いていると、実質洗濯開始のボタン押すだけ。
一回洗濯をするというハードルがとても小さくなります。
これだと、本当に毎日でも洗濯できてしまいます。
タオルとかパンツとか靴下とかを大量にストックしなくても、3枚くらいあれば生活できますよ!
使用済みの服でも2時間後にまた着られる
この服着たいのに洗濯してなかった!という場合でもすぐに着られてしまいます。
商品や洗濯量などにもよりますが、洗濯〜乾燥まで約2時間で完了します。
彼氏・彼女が泊まりに来た時も安心ですね!
洗濯機の上に物が置ける
ドラム式だとフタが前方についてるので、洗濯機の上に物が置けるんですよね。
買ってから気付きましたが、意外に便利です。
タテ型じゃできない芸当です。
洗濯を干すスペースが必要ない
洗濯物を干さなくていいのですから、当然干す場所が必要ありません。
そもそも干す場所が無い建物や、周辺の環境で外に干せないような部屋もありますので、そういったケースでも乾燥機能は活躍します。
仕方なく部屋干ししてた人なんかには最高だと思います。
あと、物干し竿とか洗濯ハンガーなんかもいらなくなります。物が減りますね。
ドラム式洗濯乾燥機の注意点やデメリット
購入前に搬入口・設置場所を確認
ドラム式に限りませんが、部屋のサイズを測ってから洗濯機選びにでかけましょう。
設置場所・防水パンだけでなく、建物入り口や階段・エレベーター・玄関など、運び入れる経路全てをクリアしなければなりません。
大体の商品は60センチ幅になっていると思いますので、60センチ+αの余裕があれば大丈夫そうです。
ヒーター式でなく、ヒートポンプ式を買う
乾燥機能の種類ですが、乾燥までさせたい人は必ずヒートポンプ式を選んでください。
ヒーター式というのは、ほぼ完全乾燥までいきません。ある程度の水分は飛ばせるので、それから干すと早く乾きますよ的な機能です。
また、商品によっては乾燥後に冷却されるまでドアのロックが解除されず、何時間も洗濯物を取り出せないというものもあります。
ヒートポンプ式であれば、乾燥中でもドア空けられますし、乾燥後すぐに取り出せます。
一応こういう事情もあるということだけ覚えておいて、家電量販店で詳しいスタッフに聞いた方が早いです。
「安い」とか「小さい」とかで選ぼうとするとヒーター式だったりするので、その点は注意しましょう。
乾燥機能付きはメンテナンスが必要
どの洗濯機でも定期的なメンテナンスや掃除は必要になります。でもそれほど頻度が多いものではありませんよね。
しかし、乾燥機能を使う場合は1回〜3回に一度のペースでフィルターの掃除が必要です。
フィルターにつくホコリを取り除くだけなので1分くらいで終わる作業ですが。
家電屋さんには乾燥機能1回使うたびに掃除するように言われましたが、僕の場合は3回くらい使うと「掃除してくださいランプ」がついて知らせてくれるので、それがついたら掃除するようにしてます。
今のところこれで問題はありません。
引越し先が限られる
おわかりだと思いますが、次に引っ越す際に「ドラム式洗濯機が入る部屋」という条件で部屋探しをすることになりますね。
同程度の部屋や広い部屋に越す場合は良いでしょうが、今より狭い部屋や、広くてもデザイン的に入らない部屋だと洗濯機をもって行けません。
ドラム式に合わせて部屋を探すか、どうしても入らない部屋なら洗濯機を手放すことになります。
僕は、またその時考えればいいと思っているのであまり気にしてません。最悪売れますし。
ドラム式まとめ
ドラム式洗濯乾燥機最高。
僕の、買ってよかったオブザイヤーに入れます。
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