一人暮らしの物件探しでは、利便性とアクセスの良いコンビニ近くが、スーパー至近よりもおすすめだ。
物価面での節約を考えると、コンビニとスーパーの価格差は縮小傾向にある。コンビニは効率的で、自分のライフスタイルに合わせやすく、安定した価格で予算管理もしやすい。宅配受取や公共料金の支払いなど、買い物以外の充実したアメニティも魅力だ。
コンビニ至近の騒音や治安面でのデメリットはあるが、家賃や光熱費などの見かけの価格だけでなく、ワークライフバランスやQOLなど、目に見えないコストも考慮することが大切だ。トータルで見れば、コンビニ近くの物件が生活の質や幸福度、快適性を高めてくれるだろう。
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一人暮らしだとスーパーのメリットが少ない
個人的には圧倒的にコンビニの利用頻度が高いです。なぜスーパーに行かないかという話。
スーパーとコンビニの価格差がなくなっている
少し前までのイメージは以下のようなものだったと思います。
- スーパーは安い
- コンビニは高い
実際にコンビニが出始めた当初はその通りだったと思います。便利だけど値段が高いのがコンビニという印象ですね。しかし、近年の状況は変わっています。
まず、インターネットの発達によりスーパーの経営は落ち込んでいます。日用品もAmazonや楽天を始めとしたネット通販で、安くしかも早く購入できるようになった影響です。大手のスーパーも自社の製品をネットで販売するケースも増えて来ました。時代の変化にともなって、黙っててもお客さんが獲得できるような商売ではなくなっています。
これに伴って、スーパーの経営が厳しくなると、当然のように商品の価格に現れます。多くのお客さんが来てくれるからこそ、薄利多売といビジネスモデルが成り立ちます。つまり、スーパーだからといってそれほど安い値段で商品を売ることが出来なくなっているのではないかと感じています。
逆にコンビニ各社では、どんどん店舗数が増え様々なチャレンジが出来るようになっています。ものを売るだけでなく、プライベートブランドと言って自社で商品開発から手掛けるコンビニも増えましたよね。こうなると自社開発をしている分、商品の価格を下げることが出来ます。
それに、コンビニのグループ全体で同じ商品を扱うわけですから、大量生産・大量仕入れが可能になるので、これも価格低下につながりますね。
時代の変化によって「スーパーは安い」「コンビニは高い」という図式は崩れています。単純に、節約目的でスーパーの近くを選択するのは正解ではないかもしれません。
スーパーは安いときに買いに行けるかどうか
スーパーの特徴は日時によって値段が変わることです。
今日は卵が安いとか、夕方はお惣菜が値下げになるなどありますね。これを上手く活用できるのであれば、コンビニより安く購入できると思います。ただ、一人暮らしだと基本的に行きたい時にスーパーに行くことは出来ません。
それも日替わりで安いものが入れ替わりますので、今日は卵を買って、明日は豚肉を買ってということが出来なければ安売りの恩恵は受けられません。普通に学生・社会人をやっている一人暮らしでは不可能です。ちなみに仕事や学校が終わってからスーパーに行ったところで、安売りの目玉商品は売り切れていますからね。
スーパーの安売りのメリットを享受できるのは、日中の時間に融通がきく節約好きな主婦だけです。一人暮らしでは彼女らのパワーに太刀打ちできませんので、戦いを挑むのは辞めましょう。
スーパーは家族向けのサービス
もしスーパーの方が値段が安かったとしましょう。しかし、その価格差は数十円とか数百円レベルです。家族4人分くらい購入するなら節約になるかもしれませんが、一人分の買い物だとほとんど変わらない気がします。
1週間分の食材を買いだめすれば安くなるという意見もあるでしょう。これは僕も考えましたが、まず冷蔵庫に入りません(笑)冷蔵庫に入ったとしても品数がかなり少なくなります。
例えばキャベツまるごと1個を冷蔵庫に入れたら、白菜は入らないという感じ。となるとキャベツだけを食べ続けることになります。ちなみに、毎日食べるのが嫌だから1日置きに食べようなんて考えていると、食べきる前に腐りますからね。
じゃあ半分とか4分の1カットを購入するとなると、かなり割高になるのでコンビニで買うのと値段が同じくらいになるわけです。正直、スーパーは独り身にはやさしくありません。
コンビニのメリット
僕がコンビニをおすすめする理由です。
コンビニは時間的なコストが有利
確かにお金を節約したい気持ちはわかりますが、人生トータルで考えれば時間もお金と同じくらい大事です。
コンビニは24時間営業なので好きなときに行けるというのがかなり大きいです。
また、スーパーとはレジの待ち時間も全然違う。自分は一人分のちょっとした買い物なのに、ファミリー層のカゴ2つ分くらいの買い物がレジを通るのを待たなければいけないのは何か不利な気がしませんか。
同じ時間で安く買えるのならいいですが、安くなる代わりに時間が消費されるのであれば、それは時間を削ってお金に変えているだけです。つまりはその時間分を働いてお金を得ているのと同じです。
コンビニは値段はほぼ一定
スーパーの価格のように値段の変動がありません。変動があると以下のようなコスト(労力)が発生します。
- 探す
- 比べる
- 予想をする
手間も時間もかかってしまいます。ここをしっかりするのであれば、毎回チラシをチェックしたり帳簿をつけたりすることになると思います。そんなことしてたらもう仕事みたいなものです。
どうせ少ししか値段が変わらないのであれば、それらの面倒な時間を全部省いて、自分の趣味に当てたりバイトを1時間入れたりした方がコスパはいい気がするのですがいかがでしょう。
買い物以外のサービスも充実
最近のコンビニサービスは本当に便利です。
- 荷物の発送
- ネットショッピングの受け取り
- プリンターでのコピー・印刷etc
こういったサービスが受けられるテンポが近くにあった方が便利だと思います。特に一人暮らしだと荷物をコンビニ受け取りできるなんてかなり重宝しますよ。
受け取れずに再配達を依頼して、せっかくの休みに荷物の宅配を待って自宅待機とか、遠くの郵便局や宅配の営業所に取りに行くとか考えただけでも不便です。隣のコンビニに24時間取りにいけたほうが絶対いいです。
コンビニの近くのデメリット
唯一のデメリットは、人が集まるということくらい。
繁華街の近くに限ってですが、週末は酔って騒いだりする人もいるかもしれません。あとはゴミが散乱してたり。
ですので、住む地域によってはコンビニが入ったビルや、本当のすぐ隣は避け、1ブロック隣くらいの部屋がいいかもしれませんね。
まとめ
見かけの値段(金額的なコスト)だけに問わられず、時間や労力などのコストも含めて、どうすれば生活が快適になるかを考えた方が良いです。
僕は近くのローソンにかなりの頻度行きます。期間中に対象商品のスタンプを集めるとプレゼントがもらえるやつとか、期間中に2回集まります。ハローキティのグラス2個、リラックマのタンブラー2個もらいました。