インテリアとして人気を集めている観葉植物。マニアがいるほど、その魅力は絶大です。
さほど詳しくなくとも、部屋の片隅に植物がいるだけで心が和みますね。
ひとつの風景をパッと変えることができる観葉植物、実はたくさん種類があります。
育て方や大きさなどもさまざまなので、観葉植物についてよくわからないという方にも、探してみると自分にあった観葉植物を見つけられるはずです。
ただ、手当たり次第調べたとしてもやっぱりよくわからない。そんな方へ、まずは気軽に手軽に楽しめる観葉植物をご紹介いたします。
簡単な知識があるだけで、選び方や育て方が劇的に変わります。
観葉植物とは
観葉植物とは、葉っぱの色や形を見て楽しむ植物のことを指します。
一般的には屋内で育てるものを観葉植物としています。
というのも、その多くは低温や直射日光に弱く、屋内での栽培が適している場合がほとんどだからです。
観葉植物はもともと亜熱帯~熱帯気候で生育していることが多いです。
また、それ以外にもさまざまな環境で生育している種類が入ってきており、耐陰性(暗いところに耐える力)や耐寒性(寒いところに耐える力)がある種類などあります。
つまり種類によっては、必ずしも明るく温かいところで育てる必要がなく、性質は様々です。
また種類や性質、育て方によって、色味や形が異なるため、見るだけでなく、育てる楽しみを味わえるのも観葉植物と暮らす醍醐味と言えます。
観葉植物の種類、その特徴は?
観葉植物に様々な種類があることは、生活をしていて見かける機会も多いでしょう。
前述したとおり、観葉植物はその種によって性質が異なります。
日の光が必要なもの、日の光がなくても大丈夫なもの、温度や湿度に気をつけなければいけない観葉植物などまちまちです
もともとの生育地でその性質は異なるので、育てる種類の故郷を知っておくといいでしょう。
では、生育環境別にいくつかの種類を紹介します。
インテリアとして観葉植物をお求めの方は、無印良品などの雑貨店に行くことをお勧めします。
生活雑貨の中に、たくさんの種類の観葉植物がディスプレイされているので参考になりますよ!
微光・多湿を好む種類
ジャングルの大樹の下で生育する種類が多く、湿度が高い環境下がほとんどなので、霧吹きなどを使って葉に水分をかけてあげると元気に育ちます。
玄関やお手洗い、水回りなど、窓の少ないお部屋や湿っぽくなる場所でも育てることができる種類です。
★ポトス
★モンテストラ
★アンスリウム
★アイビー
強光を好む種類
窓際や光が十分に確保できるお部屋と相性がいい種類です。
とはいえ多くの種が、基本的には明るい環境を好むため、そのような環境を持っているのであれば、選択できる種類の数は格段に上がります。
★ガジュマル
★ヤシ
★エバーフレッシュ
★サンスベリア
乾燥に強い種類
砂漠でも生育できる種類が多いです。
厳しい環境に耐えられるように構造上の工夫が施されています。そのため水のやりすぎには気をつけなければなりません。
出張などで家を空けることがある方には、まずそういった性質を持った種類がお勧めです。
★サボテン
★多肉植物
★グリーンネックレス
★ハナキリン
初心者でも育てやすい観葉植物
いくつか挙げた種類の中で、初心者向けの種類を紹介します。
お勧めのポイントは二つ。
一つは手間がかからない点。
もう一つは頑丈であるという点です。
エバーフレッシュ
マメ科で、葉が羽のように細かくたくさんあります。夜になると葉をたたみ、人間と同じように睡眠します。
エバーフレッシュは、初心者でも簡単に育てることができることで有名で、日当たりが良いお部屋であればまず問題ないでしょう。
空気清浄効果も高く、観葉植物を始めるにあたり選びやすい種類と言えます。
〈観葉植物、初心者〉で検索すると、ほぼ間違いなくエバーフレッシュの名前を目撃するはずです。それほど気軽に育てることができるひとつです。
ガジュマル
沖縄に行けばよく見かけます。樹齢数百年というものもザラで、非常に丈夫な種類です。
亜熱帯で生育するため、日当たりが良く、暖かい環境を好みますが、前述した通り頑丈なため、日当たり良好であれば、すぐに枯れてしまうということはありません。むしろ水のやりすぎは禁物です。
初心者でも安心して育てられる種類でしょう。
ポトス
明るいお部屋でも日当たり良好でないお部屋でも簡単に育てることができます。
とにかく丈夫な種類なので、初心者にはかなりおすすめです。
成長が早く、つるを伸ばす特性があるため、高いところから垂らしてあげるとインテリアとしての効果を発揮します。
デコラゴム
ガジュマル同様、ゴムの木の仲間です。こちらは耐陰性があり、日陰でも力強く育てることができます。
乾燥や寒さにも耐える力があり、冬場も室内であれば大丈夫でしょう。
肉厚でしっかりした葉が特徴的です。背の低いものもありますが、成長が早く、大型のインテリアにすることも可能です。
モンステラ
南国をイメージさせてくれる葉の形で、人気の高い観葉植物です。
明るいところを好みますが、耐陰性はあるので暗いお部屋でもすぐに枯れたりはしません。
大型である場合が多いので、リビングなどにインテリアとして気軽に取り入れたいのであればお勧めです。
サボテン
乾燥に強く、数日水をやらずとも枯れません。家を空けることが多い方や相当ずぼらな方にお勧めです。
また、サボテンを植える土壌は、土よりも砂の割合が多くなることもあり、害虫がつきにくいです。
また、サボテン自体も害虫に強いという点においても初心者の不安要素を一つ減らしてくれます。
観葉植物の選び方
基本的に、初めのうちは初心者向けとされている種類を選ぶのがいいでしょう。
温度・湿度管理が複雑な種類や、害虫が付きやすい種類などはとにかく手間がかかります。
どうしても欲しい種類があるなど、こだわりがある場合は、その種類の性質や育てる環境についてリサーチし、理想の環境を作りげる努力をしましょう。
また、最近ではネットでも購入できますが、ネットの場合、形や色味などを選ぶことはできません。
種類が圧倒的にあるという点においては、それが強みと言えますが、インテリアとしてお探しの場合は、できる限り実際にお店や農家に行き、形や大きさを見て購入することをお勧めします。
その最大の理由は観葉植物が種類によって成長するスピードが違うという点にあります。
お花屋さんなどでよく見かける、小さな鉢に入った数百円の物は、意外と成長スピードが速く、年に一度くらいで鉢を変えなければならないこともしばしば。
そういった種類を探している場合は、成長の早さと維持費をよく考えて選んだ方が良いでしょう。
一方で、1センチ大きくなるのに数カ月〜一年とかかる種類もあります。
その場合、形や大きさが選ぶ際、重要になります。
あまり変化がない(わかりづらい)ため、色味、形、大きさは育てるという観点からお気に入りの一点を探したほうが良いでしょう。
観葉植物の値段はいくら?
観葉植物は、安いものは数百円から、果ては何万円もするほど、価格差があります。
それはもちろん、大きさや希少性なども関係しています。また、成長が早い、遅いで値段は異なります。
相場はこれらを通して決まるため、一概ではありません。
ただ、どんな種類でも安く買える方法はあります。
それは植物農家で購入することです。
関東にもいくつかあるので参考にしてみてください。
Hito Hana Note
一例ですが、一般的に1万円で取引されているアデニウムアラビカム(多肉植物の一種)が、農家だと3千500円で買えたりします。
交渉力も必要かもしれませんが、お花屋さんやホームセンターで探すよりは、種類もあり、確実に安く済むはずです。
ちなみに、しっかり育て上げた観葉植物は、結構高く売れます。
特に、成長がゆっくりな種類は高額で売れる見込みが高いでしょう。例に挙げたアデニウムアラビカムも、その一つです。そういった点でも、観葉植物を育てる楽しみは増えそうです。
観葉植物まとめ
観葉植物を置く目的のほとんどはインテリアだと思います。
室内に緑を置きたいという目的であれば、いっそ造花でもいいかもしれません。
▼結構クオリティ高いです。
「インテリアグリーン」などと探せば出てきますね。
これなら、植物の性質など無視して、完全にデザイン的な好みだけで選べます。
もちろん面倒な世話も必要ありません。
虫もわかない。最高。
で、実物を見ずにネットで購入しても品質的に何ら問題ありませんよねー。