長距離の引越しの場合や複数台の移動など、自分で車やバイクを自分で運ぶのが難しい場合もあります。
多くの引越し業者は車両の運送をオプションサービスで行っているようです。また、車両運搬専門の業者もあります。
車両運搬を依頼するにあたっての基礎知識についての記事です。
車両輸送の特徴
車両運送の依頼方法
引越しに伴う車両運送を業者に依頼する場合は2通りです。
- 引越し業者のオプションを使う
- 車両運送の専門業者へ依頼
どちらを選んでも構いませんが、見積もりを出して納得のいく方に依頼すれば良いでしょう。
引越し業者のオプションを使う場合ですが、実は引越し業者自身が車両を運ぶのではなく、専門業者へ外部委託している場合が多いです。
同じ地域内で車両運搬の業者がいくつもあるわけではありませんから、引越し業者に依頼しても、自分で専門業者へ依頼しても、結局同じ車両運送業者が依頼を受けるということもあるようです。また、複数の引越し業者が同じ車両運送業者に依頼しているケースもあります。
運送方法
陸送での運送方法は2つ。
- スタッフが運転して運ぶ
- 車両積載トラックで運ぶ
これのどちらか、もしくは組み合わせです。一般的には車両積載トラックで運ぶことになるはずです。離島の場合はこれとは別にフェリーなどを利用しますので、別料金となります。
部屋の引越しとは別の日程で動く
家具や家電を運ぶのとは全く別のスケジュールで動くことになります。一般的には部屋の引越しよりも数日間余計に時間がかかりますので、それを考慮して運送の依頼をする必要があります。
車両を預けた当日に運ぶわけではありません。一旦引き渡して、業者側の積載トラックのスケジュールに合わせて移動が始まる。現地に到着して、それから車両を下ろして各ユーザーに届けるよう動く。
かかる日数はもちろん距離や地域によりますが、引き渡しから受け取りまで4〜7日くらいはかかると見込んでおきたいです。
運送を依頼できないケース
一例ですが、以下のようなケースは運送を断られる可能性があります。
- 改造してある
- 最低地上高が15cm未満
- 全高が410cmを超える
- 自力走行ができない
- 最大積載量を超える荷物を積んでいる
- 運転が困難な車両etc
他にも毒薬の積載など法的に運搬できないものや、安全を考慮して基準が決められています。
引き渡しの当日になって、運送を断られたり、別料金が発生する可能性もありますので、しっかり確認してから依頼するようにしたいですね。
車両輸送の料金
料金の決まり方
おおそよ以下の項目で料金が決まります。
- メーカー・車種
- 運送距離
- 自走の可否
- 最低地上高15cmあるかどうか
基本的な料金は車種と距離(地域)で決まります。
しかし、自走ができなかったり、最低地上高が15cm未満の場合は断られるか、車両を移動させるための別の手段(レッカーなど)が必要になるため別料金となる可能性があります。
料金の目安(一例)
運送費用の簡易的な見積もりを出してみました。条件は以下。
メーカー名: トヨタ 車種名: プリウス
車両状態: 可動 / 最低地上高 15センチ以上
引取先: 東京都 新宿区
納車先: 大阪府 大阪市中央区
A社:約36000円
B社:約54000円
また、400ccのバイクであれば上記価格から1〜2割程度安いくらいでした。おそらく大型バイクになるとほぼ乗用車と同じ価格になってくると思います。
ちなみに自分で運転して移動する場合ですが、東京ー大阪間の高速代が約12000円。これにガソリン代が数千円といったところです。
同じ条件でも結構値段に差がでるようですので、見積もりはしっかり確認した方が良さそうですね。
まとめ
各社サービスの金額が大きく変動がありますので、可能であれば相見積もりをした方が良いです。
また、依頼する際は万が一の事故の時などの保険や対応がどうなるかも含めて依頼先を決めるようにしたいですね。
余談ですが、タクシーで東京から大阪まで行くと160000円くらいするんですね。。。