せっかくの一人暮らしだから、インテリアにこだわりたいですよね。自分の好きなものを置いたり居心地を良くしたり、演出まで考える人も少なからずいます。
さらに、見た目が良い、暮らしやすい部屋からワンランク上げるために有効なのが風水です。あなたが欲しい運気に合わせて「どんな配置」、「どんな色」を考えながら読んでみましょう。
運気が上がれば大歓迎!日本人と風水
風水という学問は中国で起こりました。もともとは建物の配置と運気のかかわりを見るための学問でしたが、日本に輸入されるにあたって陰陽道とハイブリッドし、意味が変わりました。
さらに、現代では風水をアドバイスする人独自の視点からもいろいろな提案がされています。
宗教や食べ物の歴史を見ても、日本はいろいろなものを取り入れることがうまい民族です。そのため、風水という言葉も今や「家の運気に関わるもの」すべてに使われています。
決して不誠実なのではなく、運気の良いものは何でも試してみようというおおらかな精神と解釈できます。
風水の原則
基本的に、日本の風水は陰陽五行に則っています。そのため、方角に合わせてエネルギーを伸ばしたり補ったりすることが原則となっています。
運気を上げるためには家具の位置を変えたり、運気に合わせた色を取り入れることが有効です。
しかし、それ以上に大切なことがあります。それが、部屋を明るく、きれいに保つこと。
どの国でもそうですが、特に日本の精霊エネルギーは汚れた場所を好みません。天罰を加えられることはありませんが座敷童のように部屋から逃げて行ってしまいます。
グッズにこだわることは良いことですが、まずは住まいに気づかうことから始めましょう。特に鬼門となる北東をきれいにすることがおすすめです。
そして、風水はバランスが大切ということです。あれもこれもと部屋をごちゃごちゃさせてしまうと場のエネルギーがよどんでしまいます。これでは部屋を散らかすのと一緒なので、運気を呼び込むときはさっぱりとした部屋を保つべく心がけましょう。
それでは、世の中にあるたくさんの風水メソッドから比較的取り入れやすいものを紹介していきます。
玄関と風水
まず、大切なのは玄関。あなたを向き合えてくれる入口であるとともに運気の入り口でもあります。
きれいで、広くて、明るい玄関にしましょう。あなた自身が良い気分で帰れるのがベストです。玄関でごちゃごちゃしてしまうものと言えば「靴」。
男性の方でも数足持っている場合が珍しくありません。そこで、靴棚や傘立てを置きましょう。これだけでも玄関がすっきり見えるはずです。
靴棚の上に香りのよいものを置くのも運気アップの小技です。
ときどき盛り塩をすれば邪気を払う効果があります。盛り塩をつくるための器もあります。
水回りと風水
水回りは掃除が最も面倒で、最も邪気がたまりやすい場所です。
トイレやお風呂はもちろん、キッチンだって油や生ごみの汚れがありますよね。だからこそ、ここをしっかり掃除することで主に金運・健康運を呼び込めます。風水と関係なく、水回りをしっかり掃除できる人は自己管理ができる証になります。
トイレ
トイレの運気を良くするためには便座カバーやトイレマットを明るい色にしましょう。
主に、北ならピンクや赤、西なら黄色、南と東はグリーン系の色がおすすめです。グリーンは健康や仕事運です。
そして、悪い運気を寄せないためにトイレ掃除の用具は見えないところにしまう、便座は閉めておく、あとは運気の入り口である扉に何も張らないようにしましょう。カレンダーや世界地図はトイレ以外に。
お風呂
お風呂の運気を良くするためには全体的にグリーン系の色のグッズを置きましょう。南西と北東だけは金属系の色や白がおすすめです。
これらの色は事業や金運に関わります。逆に黒系は陰の気をためてしまうのでNGです。お風呂グッズは一か所にまとめると運気を呼びやすいです。
そして、悪い運気を呼ばないためには残り湯を排水すること、そして換気です。
湿気は風水の大敵なので常に換気扇を回しておくのも悪くありません。日々の穢れを洗う場としてふさわしいお風呂にしましょう。
キッチン
キッチンの位置によって良い運気をもたらす色遣いはトイレとほぼ一緒です。
さらに東には青系の色が使えます。
キッチンは水と火という相対するエネルギーが存在するので、コンロの近くに水気のあるものを置かないようにすることが必要です。
キッチンが広い場合はシンクとコンロの間に観葉植物を置くと効果的です。天然素材のキッチンマットを置くこともおすすめです。
水回りは、基本的に物が置きづらいところなので、実際に使うものを工夫する方向で風水に合わせると無理なくコーディネートできます。
部屋と風水
ワンルームの場合は寝室と居間が一緒なのでこちらの項目で合わせて解説します。
玄関と窓を隔てるものを使う
玄関と窓が一直線になっていると、よいエネルギーが居ついてくれません。部屋を作り替えることは不可能ですが、部屋の入口に扉がある場合はそれで十分ですし、何もない場合はカーテンを設置するだけでも効果を発揮します。
気の流れが安定する部屋をつくる
まず、足元が温かい時の巡りが良くなるのでカーペットがめんどくさい場合はラグマットを敷きます。つぎに、明るすぎると運気のバランスが乱れるので日陰になる場所も必要です。
影のままだと気がよどむのでフロアランプを適度に使うとさらに良いでしょう。テレビは部屋の気を乱す作用があるとされており、このエネルギーを中和するために観葉植物を置くことが望ましいです。
そのうえで、西側に黄色いものを置くと金運アップにつながります。小物でもOKです。
ベッドについての風水
私たちの生活で最も大事な睡眠を司るベッドは南東に置くことがおすすめです。この方角は人間関係や恋愛運に関わるので、ベッドのコーディネートで恋愛運を上げることができます。恋愛運を上げるのはピンクや青系の色と言われています。布団カバーやマットの色を工夫してみましょう。
そして、枕は水の方角である北側にしましょう。北枕は風水的におすすめです。さらに、窓ではなくカベ側に頭を向けること、エアコンが頭の上に来ないことが大切です。

運気を上げるインテリアとは
運気を上げる風水グッズの中で知っておきたい鏡と観葉植物について紹介します
鏡
鏡は風水において重要アイテム、気を吸収する効果と反射する効果の両方を持ちます。邪気をはじいてくれる効果がある反面良い気もはじいてしまうので、家の外や玄関の正面に鏡を置くのは逆効果です。
部屋の中に置く鏡は、よい運気を増幅し、反射する効果を持っています。
一般的には丸い鏡は気を吸い込み、四角い鏡は気をはじくと言いますが、特に効果の高い鏡は八角形のもので発砲全ての方角にバランスが取れていることが理由です。お勧めの方角は西で、金運を上げてくれます。
なお、寝室の鏡はあなたの運気を吸い取るため、姿が映らないようにしておきたいものです。
観葉植物
観葉植物も、風水の流れを整えるために効果的なアイテムです。観葉植物というと一般的に木や草ですが、花もよい効果をもたらしてくれます。
観葉植物の多くは緑色なのでグリーンを必要とするところに配置することがよく、さらに歯の形や向きに合わせてのは一が求められます。
葉の形はエネルギーの鋭さを表すので寝室のような落ち着く場所には歯の丸い植物を置くことが望ましいです。葉の向きは上向きだと陽の気が下向きだと陰の気が発生します。
リビングには下向きの葉を、キッチンや玄関には上向きの葉の植物を置きましょう。ワンルームでも置けるくらい小さな観葉植物は少なくありませんよ。

