電子レンジは今や欠かせない家電のひとつですね。40年前ほど前から一般家庭に普及し、現在ほとんどの家庭には電子レンジが置いてあります。料理の時間をグッと短縮してくれる優れものです。
しかし、これから一人暮らしをはじめる人、電子レンジの買い換えや断捨離を考えている人の多くが直面する疑問があります。
それは「電子レンジは本当に必要なのか?」です。この疑問について考えていきたいと思います。
電子レンジは必要
電子レンジのメリットはなんと言っても時間の短縮です。個人的なお話で恐縮ですが、一人暮らしで半年ほど電子レンジがない生活をしていました。
一番に感じたことは、電子レンジがないと、とにかく時間がかかります。温めるときや解凍をするには、湯せんか蒸し器を使うことになります。やってみると、これが本当に時間がかかるのです。
サトウのごはんを例にすると、電子レンジでは2分、湯煎だと15分かかります。しかも熱湯で15分なので、水から沸かす場合はそれ以上ですね。ホットミルクが飲みたくなっても、レンジなら2分ほどです。鍋に入れて、沸かして、鍋を洗って…と考えると、時間と手間も違いますね。
このように、電子レンジを使うととても時間短縮になります。時間を有効活用したいという人は、電子レンジを使いましょう。忙しい現代人には、電子レンジは必須アイテムです。
電子レンジの種類
それでは次に、何を買えばよいのか考えるてみましょう。まずは電子レンジにはどんな種類があるかをみていきます。
電子レンジは加熱方式の違いによって、3つの種類が販売されています。
単機能電子レンジ
いわゆる普通の電子レンジです。機能は温めるだけ。電磁波を使い、温め機能だけに特化したシンプルなタイプなので、その分価格も抑えることができます。
オーブンレンジ
単機能電子レンジに、庫内の温度を上げて高熱で焼き上げるという機能を追加したのがオーブンレンジです。
スチームオーブンレンジ
単機能電子に、高温の水蒸気で焼く機能を追加したものがスチームオーブンレンジです。通常のオーブンレンジに比べて、乾燥を防ぎ焦げる心配がありません。
フラットテーブル vs ターンテーブル
電子レンジといえば、温めるときにくるくる回るターンテーブルだったのは一昔前の話。電磁波の当たる位置を変えて温めムラを防ぐために回っています。最近は技術の進歩で、回らなくても温めムラができないフラットテーブルが人気を集めています。
ターンテーブルタイプの単機能電子レンジは価格も抑えられており、安ければ5000円前後で買うこともできます。中の広さと掃除のしやすさではフラットテーブルに軍配が上がりまね。
ちなみに、以前ターンテーブルに直接食材を乗せてお皿として使う強者に出会ったことがあります。斬新なアイディアで便利…といえば便利ですね。
庫内サイズの目安
何を温めるか?によって選ぶサイズは変わります。一人暮らしではおおよそ20L前後といわれていますが、使用目的により変わってきます。
目安としてご飯だけ、おかずだけで温めるなら20リットル以下でOK。コンビニのお弁当を温めたり、ごはんとおかずも同時に温めたい場合は、25リットル程度あれば十分でしょう。
ちなみに、フラットテーブルなら20リットル未満でも大体のコンビニ弁当は入ります。同じサイズでもターンテーブルだと、お弁当の角が引っかかってしまうものが多いので気を付けてください。
とはいえ、サイズが大きくなると価格も上がり、置き場所も考えなくてはならないですね。サイズは一度に入れる量に合わせて選んでください。
置き場所は?
せっかく買った電子レンジが、大きすぎて置けなかった。なんてことがないようにするためには、電子レンジを買う前に、どこに置くかをシュミレーションすることが大切です。
スペースにあまり余裕がないワンルームや1Kの場合は、電子レンジを置く場所にも迷ってしまいますね。わざわざ電子レンジ用に新しい棚を買うのはもったいない気もしますし、場所もとってしまいます。
省スペースなら冷蔵庫の上
電子レンジを置く場所は
- 冷蔵庫の上
- ラックを使う
のどちらかが多いかと思います。
最近の冷蔵庫は、上にものを乗せても大丈夫なものが増えてきていますし、場所の有効活用としてはとてもよいですね。
また、レンジ周りのラックも、サランラップなど、キッチン周りの小物をまとめて収納できるので便利です。
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扉の向きに注意
置き場所を決めたら、気を付けていただきたいのが扉の向きです。
縦開きの場合は良いですが、横開きの商品を選ぶときは、置き場所で開いたときの使い勝手も確認しておいてくださいね。
電子レンジの価格相場
気になる価格帯は5000円~10万円と幅が広く、サイズや機能によって大きく異なります。
一番安いのは単機能電子レンジで、オーブンレンジの約半分くらいの金額で買うことができます。
単機能電子レンジの金額は、フラットテーブルの方が高く、ターンテーブルが安く買うことができます。
オート機能などがついている高性能なものでも、2万円程度に抑えられています。
おすすめは単機能電子レンジ
ガスコンロがない場合は別にして、一人暮らしで、電子レンジのオーブン機能を使う機会はありますでしょうか。そもそも電子レンジが必要か考える時点で、必要性は少ないと感じているはずです。温める機能さえあればできる料理もたくさんあります。
予算に余裕があれば、高性能のスチームオーブンレンジを買ってもよいと思います。ですが、オーブンを使った料理をしないのであれば、宝の持ちぐされになってしまいますね。一人暮らしにおすすめなのは単機能電子です。
ちなみに、自分はオーブン機能があるものを買ってから7年ほど経ちますが、オーブンを使ったのはクッキーを焼いた数回だけです…。
電子レンジで使える便利グッズ
最近では、電子レンジで使えるさまざまなグッズが発売されており、時間短縮や洗い物を減らすことができ、非常に便利です。
パスタ
チンするだけで、簡単にパスタが作れます。湯切りもついているので、洗い物も増えないのが嬉しいですね。
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だし巻き玉子
玉子焼きの焼き加減で失敗したことはありませんか?加減の難しいだし巻き玉子を簡単に作ることができます。
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人気の単機能電子レンジ
単機能電子レンジの中でも、価格と性能のバランスがよいおすすめの商品をご紹介します。
ハイアール JM-FH18D
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フラットテーブル大きな庫内が特徴です。約30cmの大型コンビニ弁当も温められます。よく使うワット数と時間を記憶するメモリー機能付きです。
- 最大レンジ出力 700W
- 庫内サイズ 18L
ハイアール JM-17F-50
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ダイアル式のシンプルなタイプです。温め機能は十分仕事をしてくれます。200W、500W、700Wの切り替えができます。価格の安さが魅力ですね。
- 最大レンジ出力 700W
- 庫内サイズ 17L
パナソニック エレック NE-E22A1
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レンジ出力3段階切り換えができます。蒸気センサーつきなので、冷凍もあたためもワンタッチでできるのも嬉しいですね。
- 最大レンジ 出力850W
- 庫内サイズ 22L
日立 HMR-FR181
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選べる3つのオート調理で、よく使う操作がカンタンに行えます。800Wの高出力ですばやくあたためができます。
- フラットテーブル
- 最大レンジ出力 800W
- 庫内サイズ 17L
電子レンジまとめ
電子レンジは色々な機能がついていますが、「その機能は自分の生活スタイルに合っているのかどうか」を見極めるのが一番大切です。
凝った料理が必要ない、一人暮らしの人におすすめの電子レンジは単機能電子レンジです。
これを機に、自分の生活スタイルを振り返ってみてくださいね。