引っ越しの計画するときに一番最初に決めるのが、引っ越し業者に依頼するか、自分で引っ越しをするかの選択です。
この場合の選択基準は荷物量と必要な人手の確保が出来るかになります。 それぞれのメリット・デメリットを見て、お金以外の部分も含めて最適な引っ越し方法を検討します。
- 荷物の量
- 人手の確保
自分で運ぶことが可能な荷物の量なのか。引っ越すために必要な人手(家族や知人)を確保出来るのか。
これで決めます。
引越しは業者へ依頼するものだというイメージがありますが、あくまでも自分で引越すことが出来ないから業者に依頼するということです。始めての引越しなどで、家具などはまだ揃えておらず、荷物の量が少ない場合は自分でも出来るかもしれませんね。
一般的には家具・家電などを運ぶためのトラックや人手を用意するのはなかなか困難ですので、業者へ依頼するケースがほとんどでしょう。
自分で引越しをするコツと必要なもの
車・トラック
人手・人員
移動距離・時間
家電の取り外しと設置
家具の組み立て設置
作業に必要な資材
自分で引越しをするメリット・デメリット
自分で引っ越しをするメリット
引越しの費用が抑えやすい
引越し代の多くは、人件費です。これを自分自身や知人への依頼だけで済ませることができれば、料金的には安く抑えられる可能性があります。
ただ、協力してくれた人への謝礼(数千円〜)やトラックのレンタル代などが考えられます。これらのコストも考えた上で計画し、安く抑えられそうであれば自身での引越しに挑戦してみる価値はありそうですね。
引越しの日程に自由が効く
何日の何時に引越しをするのかが自由に決められます。
業者に依頼する場合は、希望日に予約が取れなかったり、日程によって値段が変わったりしますので、業者との調整が必要になります。
自分で引っ越しをするデメリット
時間と労力がかかる
業者に依頼する場合と比較するとどうしても時間がかかってしまいます。やはり、引越し作業に慣れたプロの方が作業もスムーズに進みます。
また、引越しは大変な重労働です。場合によっては重い荷物を運ぶときに腰を痛めてしまったりなど、ケガのリスクもあります。
無事に引越しを終えたとしても、疲労した状態で、引き続き梱包された荷物を開く作業にとりかかると考えると結構苦労しそうですね。更に、翌日が仕事だったりするともうヘトヘトでしょう。
破損や傷に対して保証が無い
引越しは、荷物を破損してしまったり、床や壁を傷つけてしまうリスクもあります。
万が一こういった状況になったとしても、自分で引越しをする場合は全て自己責任となります。
引越し業者に依頼するメリット・デメリット
引っ越し業者に依頼するメリット
とにかく楽
業者を探したり、見積もりを出してもらったりするまでは色々大変かもしれませんが、それが終わってしまえば後は楽チンです。実際の引越し作業は、引越しスタッフがちゃんと仕事をしてくれているか眺めているだけです。「ここに置いてください」と指示するだけですね。
体力的にも楽ですし、実際の作業にかかる時間も短いので、引越し前後の時間にも余裕ができますね。
保証がある
引越しのプロといっても、ミスや事故で荷物の破損などが置きてしまう可能性はあります。
このようなケースでは国土交通省が定める「標準引越運送約款」で補償することが定められています。 責任や賠償の額についても書いてありますので、少々難しいですが、興味がある方は見てみてもいいかもしれません。
【PDFの資料】標準引越運送約款
オプションサービスが利用できる
荷物を運ぶ以外にも様々なオプションサービスが用意されています。例えば、エアコンなどの家電製品の取り付けなど、素人では不慣れな部分をやってもらえると助かりますね。
また、荷物の梱包作業からやってくれるサービスもありますので、忙しい人には便利です。
引っ越し業者に依頼するデメリット
料金が高額になる場合がある
同じ荷物の量でも、引越しのプランや時期によって料金が大幅に変わります。
特に、あなたの都合上、引越しが出来る日が限られており、その日がたまたま料金が高額な日と重なってしまうと、予定よりも予算がかかってしまうかもしれません。 一般的に、1〜3月の引越しシーズンだったり、平日より週末の方が料金が高く設定されています。
日程が業者の都合に左右される
特に新生活の始まる1〜3月は、希望の日程に引越し業者を確保することができないかもしれません。早めの計画で動くようにしましょう。
逆に、年間で最も引越しが少ないのは12月です。全体の引越しが少ないタイミングであれば、日程調整も楽ですし料金も安く抑えられるでしょう。
自分で引越しをするなら覚悟が必要
総合的に見ると、やはり業者に依頼した方がメリットが大きい場合がほとんどですね。
自分で引越すのが可能なのは、本当に荷物が少ない場合や引越しの距離が近い場合など、かなり限られると思います。
引越しはお金や時間がかかるのは仕方がないものとして、その上でなるべく自分の状況に合った引越しの仕方を選択したいですね。