ペットという同居人がいる人も多いですね。ペットの移動を考えると、人とも荷物とも言えない特別な立ち位置になります。
可能であれば、自分自身でペットを運べるのが一番確実で安心なのですが、そうもいかないケースも多いです。
自分で運べない場合にどこに頼むと良いのか、どんなことに注意する必要があるのかを確認したいと思います。
自分でペットを運ぶのが一番確実
通常の引越しではペットはダメ
まず知っておきたいのは、通常の引越しサービスではペットを運んでくれないということです。たまに、「引越しトラックの助手席に乗せて一緒に運んで欲しい。」といった依頼をする人もいるようですが、確実に断られます。
生き物の運搬はそれなりに専門的な扱いが必要になりますし、責任問題にも関わります。ペットは自分で運ぶか・ペット用の引越しサービスを利用することになります。
自分で車に乗せて移動できる場合や、公共の乗り物(電車など)で一緒に移動できる場合はこれが一番確実です。ペットの性格や管理など一番よくわかっているのは飼い主です。
もちろん引越し業者のオプションサービスでもペットの引越しはありますが、あくまでもペットの運搬に関しての専門家であり、ペットの飼育のプロではありません。
飼い主自身の精神的な不安を取り除くことを考えても、可能なかぎり自分で運んであげられるのが理想です。
電車・新幹線・飛行機にペットを乗せられるか
結論としては小型の犬・猫その他小動物なら手回り品として持ち込み可能です。
▼JR各社では主に以下のような条件になっています。
1辺の最大の長さ | 70cm以内 |
3辺の合計 | 90cm以内 |
重量 | 10kg以内 |
料金 | 280円 |
※最新・正確な情報は各社に直接確認してください。
上記の条件であれば手回り品として一緒に移動できます。小型のペットを飼っている場合は料金的にも自分で運んだほうが良さそうです。
なお、飛行機の場合は客室に持ち込みではなく、ペット用のプランを申し込む必要があります。主に、距離とサイズで料金が決まります。また、預かり可能なペットの種類も決まっているため、利用する航空会社のホームページなどを確認した方が良いと思います。
ペット同乗可能なレンタカーもある
自分で運びたいけど車持ってないという場合はレンタカーを利用するというのも1つの手段。ただ、こちらもやはり小型のペットに限られますね。
長距離の場合は、レンタカーを移動先の現地で返却できるサービスもあります。
- ペット同乗可
- 現地返却可
これを組み合わせることができれば便利そうですね。ここは地域や会社によって対応が変わりますので、直接相談した方が良いでしょう。
ペットの引越しを依頼する方法
引越し業者のオプションを利用
引越し業者の中には、ペットの引越しサービスを行っていることろもあります。運搬のサービスとして、専用車で移動するケースと他のペットや荷物と混在で運ぶケースがあります。
当然、専用車で運ぶ方がペットへの負担やリスクも少なくなります。ただ、その分料金は高くなりますが。
ただでさえ、ペットに関しての専門家ではない引越し業者へ依頼することを考えれば、専用車で運んでもらった方がいいですね。僕なら、多少金額が高くなっても専用車を利用したいです。
ペットの移動・運搬専門サービスを利用
引越しとは関係なく、ペットを運搬する専門の業者も存在します。自分で運べない場合はこれを使うのがおすすめです。
こちらは普段からペットの運搬を行っているので、他の引越し業者と違って経験値が違います。また、引越し業者では犬や猫といった一般的なペットしか扱っていないケースも多いです。
例えば、爬虫類系や熱帯魚など専門的な扱いが必要になる場合は、ペット運搬の専門業者に依頼することになるでしょう。
「ペット 輸送」「ペット 引越し」などと調べると出てきます。
料金の目安
概ねの料金はペットの種類・サイズ・移動距離で決まります。いくつかの業者の値段を見てみました。
小型の動物で近距離(市内など)で数千円〜1万円程度。東京ー大阪の距離になると、4〜5万円程度が相場になりそうです。
これと別に、フェリーや航空機を利用する場合はプラスになると考えた方が良さそうです。
まとめ
一人暮らしだとペットは癒やしですよね。
大事な同居人なので、あまりケチらずに快適な旅をさせてあげましょう。
また、引越し業者に相見積もりを出すときは、ペットの引越しが可能かどうかを条件として伝えたうえで業者を探してもらうといいです。