フローリングに布団だと背中が痛い!の対策方法|湿気やカビの対処も

フローリングに布団を敷いた

フローリングに布団を敷いて寝たとき、背中が痛かったり、布団の裏に湿気がたまったりした経験はありませんか?

布団の裏になにやら黒い点々が…という事態は避けたいですね。床や布団の裏が濡れていたり、湿っているのも、カビの危険なサインです。

布団にカビが発生するとほぼ取り除くことができずに、最悪新しい布団に買い換えなければいけなくなってしまいます。

昔から日本では、畳に布団の生活をしてきましたが、最近は和室より洋室の部屋がふえてきました。布団をフローリングに直接敷くと、カビにとっては最高の条件が整ってしまいます。

また、フローリングに布団を敷いたときに気になるのは、床の硬さです。フローリングは、畳のようなクッション性がないので、どうしても底つき感がでてしまいます。

硬さ対策をしていない布団で寝続けると、腰痛などの不調の原因になることもあります。湿気とあわせて、硬さの対策も忘れずに行いましょう。

フローリングに布団を敷こうと考えている人は要チェックの、布団をカビさせないための湿気対策、寝たときの硬さ対策についてご紹介していきます。

目次

フローリングに布団だと背中が痛い|原因と対策

クッション性のあるマットを敷いて硬さ対策

布団だけでは硬さを感じる場合は、別途マットを敷くと緩和されます。種類も色々ありますが、柔らかいウレタン素材はすぐへたってしまうので、できれば硬めのマットを選びましょう。

個人的におすすめなのは高反発マットです。スポーツ選手がCMしていたりと、気になっている人もいるのではないでしょうか?

一般的な高反発マットは、コイルのマットレスと同じくらい厚みがあり重たく、価格も3万円~5万円ほどと高額です。

布団と一緒に上げ下ろしする場合は、高反発か高反発に近いタイプで、折りたたみができ、厚みが少なめのものがおすすめです。

布団の買い換えを考えている場合は、思い切って一枚でも使える高反発マットにするのもよいですね。

高反発マットは、立てて乾燥させることができますが、湿気対策としては弱めなので、プラスして除湿シートなどを敷きましょう。

おすすめは高反発タイプ

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布団のたたみ方に合わせて、二つ折り、三つ折り、四つ折りから選びましょう。

厚みは5センチから10センチ程度がおすすめです。

マットのみの選択もあり

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布団と同じように、一枚だけで使います。

やや高額ですが、これ一枚で済むことと布団とマットをたたむ手間を考えると、このタイプもありですね。

布団の素材によってもクッション性が変わる

布団の湿気対策のためには、布団自体の素材も重要です。布団には、昔ながらの綿布団、ウールなどの羊毛布団、ポリエステルなどの化学繊維の布団があります。

湿気を吸い取る能力の吸湿性と、放散する能力の放湿性がそれぞれ異なるので、今お使いの布団の特徴やこれから買う場合も参考にしてみてください。

綿布団

  • 吸湿性 《良い》
  • 放湿性 《普通》
  • クッション性 《良い》

昔ながらのずっしりと重たい布団です。自然素材を使っているので肌にも優しく、湿気を吸収してくくれる効果が期待できます。3つの中では一番吸収力に優れていますが、放散するのが苦手です。

また、寝心地は安定感もあり、しっかりと体を支えてくれます。定期的に天日干しができる環境で使うと良いですね。

羊毛布団

  • 吸湿性 《良い》
  • 放湿性 《良い》
  • クッション性 《良くない》

柔らかいので一枚で使うと下の硬さを感じてしまいますが、汗をよく吸って、放出する能力に優れています。100パーセント羊毛の布団と、羊毛が何割か混合されてい羊毛混があるので気をつけましょう。

羊毛混の布団は、割合に応じて、性質が異なります。羊毛の良さを発揮してくれるのは羊毛100パーセントの布団ですが、クッション性を求める場合は、羊毛混もしくは、別途マットを追加しましょう。

化学繊維の布団

  • 吸湿性 《良くない》
  • 放湿性 《良くない》
  • クッション性 《良い》

手軽な価格、クッション性、軽さ、洗えるなどの扱いやすさ、ホコリが出にくいなどの長所があります。

しかし、天然素材に比べると湿度を吸収する能力はほとんどなく、湿気対策としては一番効果が弱い化繊の布団。

また、夏場は熱がこもりムレやすい素材ともいえます。

安い布団・古い布団は痛い

素材やフローリング環境は関係なく、布団の質が悪いことが痛みの原因かもしれません。

安い布団はどうしても使われる素材が安いもの、かつ中に入っている綿や羽がスカスカなので硬い床の上だと底付き感がします。

また、使用しているうちに布団がへたってますます寝心地が悪くなります。これも安価な布団ほどへたるのが早いです。

もし買い替えを検討できるくらいの布団使っているのであれば、他の対策するよりは、そこそこまともな布団に買い換えてしまうと快適になります。

値段だけでなく、口コミなどで布団の厚さやクッション性を確認して購入すると失敗がありません。

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布団の湿気・カビの対策

湿気やカビの対策ですが、それがそのまま背中の痛み対策になるものでもあります。

どうせなら背中も痛くないし、カビの心配も減らせるように合わせて対応したいです。

湿気の原因は、汗と気温差

人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくという話は有名ですね。汗を吸い込んだ布団は常に湿度が高く、カビにとっては最高の環境です。

それに加えて、寝ているときには体温で布団が温められます。温められた空気がフローリングの冷たさで冷やされて、水滴として布団と床の間に発生してしまいます。

冷たいコップの周りに水滴が付くのと同じ理由です。特に床が冬場はより多くの結露が発生します。

これらの2つがカビを発生させる原因です。湿度の高い布団と、湿った底面はカビの温床になることは間違いありませんね。このような理由から、万年床はカビにとって最適な環境なのです。

湿気対策3つの方法

湿気対策は以下の3点です。

  1. 布団自体の湿気を追い出す
  2. 布団と床の間の気温差の解消
  3. 布団と床の間の湿気をとる

1. 布団自体の湿気を追い出す

布団自体の湿気をとるためには、定期的な天日干しが最適です。毎日干すのは大変ですが、週に1回は干したいところです。

布団を干す以外にも、毎日たたんで、風通しのよい場所に置くことがベストですが、なかなか難しい…という場合は、その場で二つ折りにするだけでも効果があります。頭側を上にしたら、次の日は足側を上に半分にたたみましょう。

繰り返しますが、敷きっぱなしの万年床は、絶対にやめましょう。

2. 布団と床の間の温度差の解消

布団の下が直接フローリングに接しないようにするアイテムといえばスノコですね。物理的に空間を作れば、空気の通り道ができて、温度差もできにくくなります。

布団ではなく、ベッドを使う場合でもマットレスの下がスノコ状になっているものを選ぶと安心です。

3. 布団と床の間の湿気をとる

除湿シートや畳マットなど、布団と床の間にアイテムを敷いて水分を集め、定期的に干すなどして乾燥させる方法です。

湿気対策に使えるアイテム・グッズ

それでは、布団の下の湿度をコントロールする、おすすめアイテムの6つをご紹介します。今の状況に合わせてぜひ検討してみてください。

湿気対策だけではなく、クッション性のあるアイテムもあるので、布団の厚みにも合わせて検討してみてください。

除湿シート

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吸水性のある素材で作られている、柔らかいシートです。吸水が満タンになったら色でお知らせしてくれます。干すことで放湿してくれるので、繰り返し使うことができます。

吸水力には差があり、価格も2000円程度から10000円以上まで幅広く販売されています。丸洗いできるタイプは清潔に保てるのでさらに安心ですね。

比較的薄手なので、クッション性は低めです。

すのこ

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布団と床に隙間を作ることで、空気の通り道ができて湿気がたまるのを防いでくれます。

通常の分割されたすのこは、片づけるのに手間がかかり、結局敷いたままにしてしまうと意味がありません。そのまま半分にたためて、布団ごと干せる布団専用すのこが便利です。

すのこを敷いても、寝心地は床と変わらないので、クッション性が欲しい場合は別途マットを用意した方がよいですね。

すのこ型除湿マット

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布団の下に隙間をつくるすのこの役割と、除湿シートの役割を一つにまとめたアイテムです。

軽くて分割も可能なので、毎回の取り外しも楽に行えます。適度な厚みでクッション性もあるので、寝心地が硬くて困っている人にもおすすめです。

コルクマット

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防音などでも使用する、ジョイント型のコルクマットも、除湿効果があります。コルク自体に吸水力があり、適度に放湿力もあります。

こちらもある程度厚みがあり、クッションの役割も果たしてくれます。分解のお手入れが楽になる大判タイプを選ぶとよいですね。

畳マット

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畳の素材に使われているい草には、吸湿効果と放湿効果があります。適度な厚みで、クッション性にも優れているので、和室と同じ感覚で使うことができます。

い草の香りや寝ころんだときの感覚は、洋室にいながら、和室の心地よさを味わうことができますね。

毎日たたむ場合は、できればユニット畳ではなく、布団専用の立てて乾燥できるタイプがおすすめです。

バスタオル

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家にあるものでできるので、今回紹介している6つの中では一番簡単にできる方法です。

バスタオルは敷きっぱなしだと意味がないので、必ず毎日乾燥させたものを敷きましょう。

大きめのバスタオルでも、最低2枚は必要になるため、低コストですが毎日のお手入れにはやや手間がかかります。

クッション性はあまり期待できないので、硬さが気になる場合は別でマットが必要ですね。

布団の収納方法にも気をつけて

寝ている間はもちろんですが、布団の収納時の湿気対策はしていますか?

たたんですぐクローゼットなどの密閉された空間に入れてしまうのはNGです。

毎日干しておくのがベストですが、干すのが難しく場合は、起床後にたたんでから、短い時間でもいいので風通りのよい場所に置いておきましょう。

フローリングに布団を敷くときの対策まとめ

フローリングに布団を敷くときの湿気対策に使えるアイテムは、

  • 除湿シート
  • スノコ
  • 除湿マット
  • コルクマット
  • 畳マット
  • バスタオル

の6つです。

そして、一番の湿気対策は毎日空気を通してあげることです。

布団の下の硬さ対策には、硬めのマットレスで対応しましょう。おすすめは高反発マットです。

以上、湿気と硬さをコントロールして、快適な布団ライフを応援しています!

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