水道代が高い!地域によって違う計算方法と、ストレスフリーな節約方法

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水道代が高い!地域によって違う計算方法と、ストレスフリーな節約方法 一人暮らしのお金・節約

節約といえば、まず思い浮かぶのは食費や光熱費。その中でも、水道代は定額だと思っていませんか?実は水道代は節約するのにもってこいの固定費なんです。

電気料金やガス料金と同じく、水道料金も自治体によって設定が異なります。同じだけ使っても、住んでいる地域によっては、なんと年間数万円も差がでてしまうことがわかっています。まずは、水道代の仕組みを知って、無理なく節約を成功させましょう。

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全国の水道代の平均はどれくらい?

全国の水道代が一律ではないことはお伝えしましたが、その格差は年々広がっています。

一人暮らしの目安の使用料から計算した全国平均は約1500円~2000円。高いと言われている地域だと約3500円、安いと言われている地域だと約400円と、かなり大きく差が開いています。

これを年間にすると、なんと4万円近く変わってきます。

水道代の計算方法

水道代は、上水道使用量と下水道使用量によって決まります。

蛇口をひねって水道から出てくる水の量だけではなく、お風呂やトイレなどの生活排水にも料金がかかってきます。それぞれが従量制で、基本料金に加えて、使った分だけ料金が上がります。

市町村によって異なる料金

同じ都道府県内でも、自治体が異なると水道料金に差がでてきます。これは、水道事業は、地域の市区町村が独立採算性で運営しているということで、水資源の豊富さなどの立地や環境、また、財政事情によっても左右されることからです。

例えば、東京都にお住まいであれば、武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村を除いた区域は、東京都水道局が管理しているため、上水道の基本料金と従量の金額は一定ですが、下水道の料金は自治体によって差が出てきます。

1㎥ってどれくらい?

水道代の計算に使う単位は「㎥」。立方(りっぽう)メートルや、立方米、立米(りゅうべい)と表すこともあります。

水の量だと、1メートル四方の立方体に収まる量になので、1000リットルと同じ量になります。

ちなみに、1分間水を流しっぱなしにしている量が、約12リットルと言われています。

メーター口径とは?

水道メーター口径

水道代を計算するときに使われるのが「口径」という言葉です。これは、水道メーターについている管の太さです。

この口径によって基本料金や計算方法が異なりますが、最近の住宅では、20mmの場合がほとんどです。お使いの口径は、検針表に記載されていることがほとんどなので、気になる人は一度確認してみてください。

東京都23区の場合

東京都水道局によると、世帯人数1人の平均水道使用量は8.3㎥。

23区は、基本料金が口径20mmで1170円。プラス使った水の量に応じて、0~5㎥は基本料金のみ、6~10㎥は1㎥ごとに22円、11~20㎥だと1㎥ごとに128円、と段階的に増えていきます。

これを一人暮らしの平均値である8.3㎥として計算式に当てはめると、月々1938円※になります(※小数点以下は切り捨てで計算されています)。この金額は、全国平均よりもやや高いくらいですね。

もちろん、8.3㎥というのは一般的な数値なので、平均よりも自炊する機会が多めだったり、毎日シャワーではなく湯船につかるという人は、その分使用量も増えていきます。

神奈川県横浜市の場合

同じように、神奈川県横浜市で一人暮らしの水道使用量を8.3㎥で計算すると、ひと月あたり3066円になります。実は、横浜市の場合は、16㎥までは一律でこの金額で、17㎥を超えると使用料に合わせて段階的に金額も増えていきます。

8㎥でも16㎥でも同じ金額であれば、あまり水道を使わない人には割高に感じてしまうかもしれませんね。

このように、料金を決める計算方法もそれぞれの地域によって異なります。ある一定の量を超えると、水道代がいきなりアップするということもあり得るので、お住まいの地域の計算方法を知っておくと節約にも役立ってきますね。

節約の基本は無理をしないことです。ストレスがたまる節約方法は長くは続きません。いくつかご紹介する中で、無理をしないで手軽に始められる方法を見つけてみてください。

お風呂の節水

それではここからは、無理なく節約をするためのおすすめの方法をご紹介します。

お風呂は毎日利用する場所ですし、1回に使う量も多く、節水することで、さらにガス代の節約にもつながります。

まずは、水道代とガス代のダブルで節約ができるお風呂から見直してみましょう。

シャワーヘッド

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シャワー派の人は、まずは節水シャワーヘッドに交換するだけで、30パーセント程度の節水をすることができます。商品によっては、マッサージ効果や水質を改善してくれるものもあります。

取り付けも、クルクルとひねって装着できるものがほとんどと簡単です。初期費用はかかりますが、肌や、頭皮、髪の毛のためにも、ぜひシャワーヘッドはおすすめします。

また、手元にオンオフスイッチがあるシャワーヘッドに交換すれば、さらに節水することが可能です。たくさんの種類が販売されているので、目的に合わせてシャワーヘッドを選びましょう。

ペットボトル

湯船派の人は、水を入れたペットボトルを入れておく方法もおすすめです。ペットボトルの分、水かさが増すので、同じ水量でも全身がしっかり浸かって暖まることができます。

追い焚きを使う場合にも、水量が少ないのでガス代の節約にもつながりますね。

トイレの節水

トイレの節水

次にトイレの節水を考えてみます。1日に何度も使うトイレなので、節水効果も期待できますね。意外にも、トイレでは水全体の使用量の約3割を占めています。

トイレの節水方法はシンプルに「レバーの大と小を使い分ける」ことです。1回の洗浄は、大で約10リットル、小だと5リットルの水を使います。毎回大で流す癖がついている人は、まずはここを見直すことで、トイレの使用水量の約半分近くを節水することができます。

はじめは、少しやりにくさを感じるかもしれませんが、慣れてしまえば意識しなくてもできるようになってきます。

キッチンの節水

自炊をするという人は、食器洗いの方法を見直してみましょう。食器洗いのときに水を流しっぱなしで行うと、5分間で、実に約60リットルの水を消費することになります。これを毎日積み重ねると、おおよそ1000円~2000円の節約になります。

できれば、洗い桶を使った溜め洗いを基本に、食器洗いをすることをおすすめします

水の勢いをシンクの下で調整できる場合は、少しだけ水流を弱めて置くことも良いですね。

溜め洗い以外にも、食器洗いのポイントをいくつか紹介します。

  1. 油やソースの汚れは先に拭き取っておく
  2. お皿を重ねない
  3. 米のとぎ汁やパスタの茹で汁は油汚れを落とすのに最適
  4. 洗剤は必要最低限に

溜め洗いを基本に、これらを実践していくだけでも、ぐんと水の使用量が減ってきます。

水道代の節約方法:洗面所

水の勢いにもよりますが、蛇口を開きっぱなしにすると、1分間で約12リットルの水を消費します。歯磨きをコップに変えて、洗顔を桶にするだけでもかなりの量の水を節水することができます。

キッチンと同じく、元栓で水量を調整できる場合は、少し絞っておきましょう。

水道代の節約方法:洗濯機

洗濯機の節水方法と言えば、お風呂の残り湯の活用ですね。洗濯機に付属のポンプがない場合でも、市販のポンプを使うことで、約40リットルの節水になります。

残り湯を使うメリットは節水だけではありません。洗剤は30℃程度で本来の洗浄力を発揮するものが多く、特に冬など寒い季節では洗剤残りの対策にもなります。

最近の機種では、節水機能に優れているものもあるので、買い換えのときにはぜひチェックしてみてください。

一人暮らしでドラム式洗濯乾燥機を使うメリット
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水道節約まとめ

以上、水道代の仕組みと簡単な節水方法をご紹介しました。

水道代の地域差はかなり大きく、計算方法もそれぞれです。一度お住まいの地域の計算方法を確認してみるだけでも、節水のきっかけになるかもしれませんね。

節水すると節約になることはもちろんですが、水は大切な資源です。節水で環境に優しい生活を心がけていると、生活する中で、気持ちも優しくなれそうですね。

いくつか節約方法をご紹介しましたが、全て実行するのではなく、まずは、生活に取り入れられそうなものから始めてみてください!

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